フランスでの思い出を家族や友人に絵葉書に託して送りたい! 街で絵葉書を見かけるとそんなふうに思うことありませんか? ホットな気持ちを綴った絵葉書は、受け取った人へもフランスの風を伝えることができるでしょう。

 ここでは絵葉書に貼る切手・封筒について紹介したいと思います。

 切手を買う郵便局は「La Poste(ラ・ポスト)」といい、左のような看板が出ています。中には白地に青の文字になっているところもあります。
 さて日本まで絵葉書を送るには0.90ユーロ(2005年3月現在)の切手が必要です。切手の金額は15種類あり、0.90ユーロの切手を1枚貼ればOKです。

 また封筒で送る場合も20gまでなら同じく0.90ユーロで大丈夫ですが、郵便局で売っている「Pret-a-Poster(プレ・タ・ポステ)」という切手付き封筒で、海外送付専用のものを10通セット(8.4ユーロ)で買うと、1通当たり0.84ユーロで済みます。(金額はいずれも航空便で送る場合)
切手の金額は次の15種類です
0.01、0.02、0.05、0.10、0.20
0.41、0.50、0.58、0.70、0.75
0.90、1.00、1.11、1.90、2.00
(単位:ユーロ)

 右は「Timbres Marianne(タンブル・マリアンヌ)」という共通デザインの切手で、フランスの切手で一番スタンダードなもの。額面によって色が異なっています。

 海外送付専用の「Pret-a-Poster(プレ・タ・ポステ)」(切手付封筒)には「International」と切手部分にあり、「Prioritaire(優先)」の文字も印刷済です。

 ※右の切手・封筒ともスキャナで読み込んだもので、実際の色・大きさとは異なります※



 プレ・タ・ポステは国内用のものもあるので必ず海外送付用のものを手に入れましょう。そして絵葉書・封筒ともPar Avion/JAPON(航空便/日本)と書きましょう。(念のため)

 さて実際に郵便局で切手や封筒を買うにあたって、いろんな種類のものを買わなくてはならない時は、下のようなカードを用意するといいでしょう。欲しい切手の金額を書き、下線のところに欲しい枚数を入れて窓口で差し出せば間違いないと思います。
↓切手を買う場合のカードの例↓


↓プレ・タ・ポステ(封筒)を買う場合のカードの例↓


 切手には記念切手(Timbres de collection)もあります。結構頻繁に出ているので郵便局を訪れた時に切手を掲載しているボードを見てみるといいでしょう。このボードは郵便局内に必ずあります。
 記念切手は0.50ユーロのものが主となっています。その他の金額の種類は0.45、0.75、0.90、1.00、1.11(各ユーロ)のものが出されていますが、種類は0.50ユーロのものが圧倒的に多いです。
 よって記念切手を貼って日本に送る場合は、記念切手と0.20ユーロx2枚を組み合わせて0.90ユーロにするか、もしくは0.90ユーロのものを貼ってしまうかのどちらかになるでしょう。
 ただし記念切手は大きさがまちまちなので、特に絵葉書のみを送る場合は、貼るスペースを十分確保しておくことをおすすめします。上で挙げた最もスタンダードな切手「Timbres Marianne(タンブル・マリアンヌ)」の大きさはおおよそ横2cm×高さ2.5cmと考えて下さい。
ワールドカップ・韓国/日本
大会の記念切手シート

今までもらった手紙にあった記念切手


 たくさん文章を書きたい場合は、絵葉書の書く欄を目一杯使ってプレ・タ・ポステで送る・・・なんて方法が効果的かもしれません。20gまでなので絵葉書2・3枚ぐらいは封筒に入れることができますから、便箋に書くよりも面白く演出できるのではないでしょうか。