元薬屋さんのショコラトゥリー

 フランスを代表するお菓子と言えばチョコレートをおいて他にないでしょう。

 ゴディヴァやノイハウスなどベルギー勢がフランスでも攻勢展開していますが、Debauve et Gallais(ドゥボーヴ・エ・ギャレ)という老舗の存在を忘れてはいけません。

 創立は1800年。元は王宮付きの薬剤師だったとのこと。昔はチョコレートが薬として使われていたのでしょうか?
 店内に入ると目の前に並べられたチョコレートの数々に目を奪われることでしょう。シンプルながらもその歴史と格式からにじみ出てくるような荘厳さが感じられます。出迎えてくれるマダムも品のいい方で、あれこれ迷っていると説明を細かにしてくれます。

 そしてそのマダムの背後に小箱が積まれているんですが、それがこのお店のおすすめなんです。ちょっと見過ごしてしまうかもしれませんが、その名前はLes Grains d'Arabica (レ・グラン・ダラビカ)。「アラビカ豆」の意味です。

Les Grains d'Arabica (50g 10ユーロ)
 これは煎ったアラビカ種のコーヒー豆をミルクチョコレートでコーティングしたもの。チョコレートの甘味とコーヒー豆の苦味が絶妙にマッチしていて、加えて煎った豆の歯ごたえがなんとも言えない! これは他にない味です。

 2・3粒かみしめた後に口の中に広がる味わいをぜひご堪能あれ! 箱は大・中・小(上の写真)とありますが、グラム売りもしてくれますよ。

店内の様子


30,Rue des Saints-Peres - 7区
TEL:01-45-48-54-67
時間:月〜土 9:30-19:00
定休:日
英語可

メトロ最寄駅:
St Germain des Pres
(サン・ジェルマン・デ・プレ)徒歩8分