南仏・スイス・イタリア方面の列車が発着するフランス国鉄リヨン駅。19世紀後半より鉄道網は急速に発達して、このリヨン駅は当初P・M・L鉄道のターミナル駅として開業しました。

 南仏方面の寝台列車は、地中海をイメージして青色の客車だったので「Le Train Bleu」(青い列車)と呼ばれ、これは日本でも寝台列車が「ブルートレイン」と言われる由来です。

 リヨン駅にはその「Le Train Bleu」と同名のレストランが1901年に開いて、ミシュランのガイドに載っています。店は駅全体が見渡せて、アール・ヌーヴォーのインテリア、天井には寝台列車が行く地中海の街々が描かれています。('99.6.13 Paris/Gare de Lyonで撮影)