パリの家具屋を通りかかると「Futons」と店先に看板を出しているとこが意外と多いです。Futonsは布団のこと(複数形なのは掛け・敷きでワンセットだから)。友人も布団を使っていますが、高さの低いベッドに掛け布団といった感じの和洋折衷型ですね。

 そんな家具屋で十中八九売られているのが日本語(漢字)の入った布団や家具。特に意味もなくとにかくオリエンタルテイストを出すために漢字がプリントされているのですが、そんな寄せ集め日本語家具で僕が見つけた中でも最たるものがパリ20区にありました。


家具屋 ESPACE LOGGIA
 中で撮らせてもらえなかったので外からちょっと遠巻きの写真で見にくいのですが、このソファーのカバーには下のように漢字が並んでいます。デザイナーが集められるだけの漢字を寄せ集めたようですね。それにしてもバラバラ・・・

 オペラ座近くのカフェのひさしには「手っ取り早い食事 今すぐ」と書いてあるところが! 何を言いたいのかは分かるんですけどね。。。 逆に日本では「迷走・フランス語」が街にあふれかえっています。

 余談ですが、たびたびメトロ車内に広告を出しているパリの布団販売の老舗「Tokaido Futon(東海道蒲団)」は「蒲団」とするほどのこだわり様です。
 ('01.7.13 Paris/Rue des Pyreneesで撮影)