切符の買い方は前章で紹介したので、次は実際にメトロに乗ってみたいと思います。

 メトロ1番線を使って、シャンゼリゼ通りの凱旋門よりにあるジョルジュ・サンク(George V)駅からコンコルド広場のあるコンコルド(Concorde)駅まで移動します。

 この1番線はパリのメトロの中で一番古い路線で1900年の開通。ミレニアムの2000年にパリのメトロは丁度100周年でした。


 さっそく改札口に向かうことにしましょう。

 このジョルジュ・サンクの入り口は凱旋門を背にしてシャンゼリゼ通りの左側の歩道をしばらく下ったところにあります。

 特に"Metro"とか"Metropolitain"といった表示はここにはないですが、メトロの駅名表示は(バス停表示も)青地に白文字と共通しているし、Mの○囲みで分かると思います。

 では矢印通りに階段を下ってみましょう。

 さっそく分かれ道です。メトロの駅のほとんどの通路は一方通行で、行き先やホームへの通路、出口への通路、乗り換えの通路など、合理的に分かれています。

 今はコンコルドへ向かうのですから、コンコルド方面のホームに向かわなくてはなりません。分岐点の壁に行き先と停車駅の表示プレートがあるのでしっかりチェックしましょう。

 メトロの行き先表示は終点駅が書いてあります。地図などで自分の行きたい駅の方面の終点駅を確かめてそちらの通路を進みましょう。下のような表示のある所もあります。

(ホームへの通路)
 ここジョルジュ・サンクからコンコルドまでは"Chateau de Vincennes"行きのメトロで4つめなので、左側の通路を進みます。