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左手にひときわ高いビルが見えたら、それはモンパルナスタワーです。パリに6つあるフランス国鉄(SNCF)の駅の内、ここにあるのは勿論モンパルナス駅。主にブルターニュ地方への列車が発着します。駅前は1967年以降の再開発によって今では一大商業区域かつ交通渋滞区域になってます。
それにしても"Place du 18 juin 1940"「1940年6月18日広場」とは変な名前ですね。しかしこの日はフランスにとって非常に大事な日でした。 時は第二次大戦中。イギリスに亡命していたシャルル・ド・ゴール将軍の対ドイツ徹底抗戦表明がラジオで流れたのです。こういう内容です。
「我々は一つの戦いには敗れたが、戦争には負けていない!」 Nous avons perdu une bataille,mais nous n'avons pas perdu la guerre! 国民は意気高揚。レジスタンス活動の末の1944年8月25日にパリはみごと解放されました。パリ明け渡しの調印が行われたのは、現在はギャルリー・ラファイエットがある辺りに置かれていたフランス軍指令部でした。
バスに乗ってる僕達はそんな歴史の舞台の目の前を通っています。
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