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パンテオンに向かって左側を進むと、ファサード(飾り窓)のある教会があります。
この教会はサン・テティエンヌ・デュ・モン教会(Eglise St Etienne du Mont)と言って、パリ守護聖人サント・ジュヌヴィエーヴ(Ste Genevieve)を祀っています。この聖人の名前は今までにも何度か出てきましたが、パンテオンやこの教会の建つ丘の名前でもあります。
この教会は1426年に着工され、1610年に映画でも有名なマルゴ王妃によって礎石が置かれました。
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このマルゴ王妃のご主人様、つまりは時のフランス国王はブルボン王朝初代国王のアンリ4世です。 この王様はフランス絶対王政の基礎を築いたり、パリの都市計画に携わってセーヌに掛かる最古の橋、ポン・ヌフ(Pont Neuf)を架けたりと大活躍。
その偉業を称えてか、マルゴ王妃と関係の深いサン・テティエンヌ・デュ・モン教会の向かいにはアンリ4世高校(Lysee Henri W)(左写真)があります。前出のルイ大王高校と並んでこちらもパリ市内屈指の超名門進学校。
時を越えて王夫妻が並んでいるんですね。
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