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いま来たクロヴィス通りをすこし戻って、デカルト通り(Rue Descartes)で左に曲がります。お店も数を増して雰囲気は賑やかになってきます。
著書「方法序説」の中で述べた「我思う、故に我あり」という言葉が有名なこの偉大な哲学者の名前のついた道があるのはいかにも学生街らしいです。 その昔、ここは淫売屋通りなんて呼ばれていた事もあるそうですが、今ではそんな面影はありません。
程なく左手に「Maison de Verlaine」というレストランがあります。おや?と思ってちょっと目を上にやるとここにもプレートが! 何と書いてあるのでしょう? 拡大写真はここをクリック
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僕がこのプレートの写真を撮った直後に右の窓が開いて小さな女の子が顔を出しました。今でもここに誰かが住んでいるんですね。
恋人の天才詩人アルテュール=ランボーとの数奇な運命は有名で、映画「太陽と月にそむいて」でも描かれています。
ヴェルレーヌの家の向かいには「Le Bateau Ivre」(酔いどれ船)というパブがあります(右写真)。この店名はランボーの代表的な詩集のタイトル。うーん、センスを感じますね。
少し進んでトゥーアン通り(Rue Thouin)を右折して出発点のリュクサンブール駅に戻る事にしましょう。
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