「パリのPassage(小路)やImpasse(袋小路)、Villa(別荘地の私道)では思いがけない風景に出くわすことが多い」 僕がモンマルトルを訪れる前日、13区のシテ・フローラルで出会って一緒に13区界隈を歩いたエドゥアール・アドレ君がそう教えてくれました。

 写真が趣味のパリジャンの彼は、大好きなパリの美しい風景を撮り歩いているとのことで、僕がパリに関するHPを開いていると告げるとたちまち意気投合。13区を案内してくれた上にパリ各所のフォトポイントを教えてくれました。

 今来た抜け道が出るジュノー大通り(Avenue Junot)を左に曲がって1本目のここレアンドル小路はそのひとつなんです。


 「Villa」が「別荘地の私道」という意味からも、この界隈が昔は郊外であったことが偲ばれます。パリでは珍しい建ち並ぶ一軒家ももともと別荘地だったのならうなずけるというもの。

 小路の入口には名前になっているノルマンディー出身の画家シャルル・レアンドルのレリーフがあります。パリジャンも認める美しい一角だけあって、ここでグラビアの撮影をしていました。モデルさんも目を見張るほどの美しさでした。何の雑誌に使われたのでしょうかねぇ?






モンマルトルの丘散策ポイント
(所要時間:約2時間30分)