大修道院長館入口の前にのびる道、フュールスタンベール通り(Rue de Furstemberg)に入ります。程なく小さな正方形のフュールスタンベール広場があります。街灯と周りに4本の木だけの小さな小さな広場。大都市パリの中庭っていった感じです。

 周りを取り囲むアパルトマンは石の白とレンガの色とが見事な調和を見せていて、美しい、の一言に尽きます。ここから動きたくないぐらいの気持ちになりました。

 この広場の一角にはドラクロワ美術館の入口があります。黒い扉を抜けると美術館。その昔はドラクロワのアトリエだったところです。ロマン派の彼の絵は力強さに溢れていて、なんだか意気高揚してきます。

 代表作「民衆を率いる自由の女神(La Liberte guidant le Peuple)」はルーヴル美術館に収められていて、前の100フラン紙幣の肖像でした。僕は今のスザンヌよりドラクロワのほうが好きなんですけど…






サン・ジェルマン周辺散策ポイント
(所要時間:約2時間)