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ギャラリーを眺めながらセーヌ通りを進むと、道の前方に屋上にドームのついた建物が見えると思います。これはフランス学士院（Institut de France）でフランスの文化・学問・芸術のご意見番的な機関です。フランス語審議を行うアカデミー・フランセーズもこの学士院に所属しているし、各地の城館・史跡などの管理もしているところです。
このフランス学士院の前には小さな辻公園が二つあります。その内の一つ、シャンピオン辻公園（Square H.Champion）にヴォルテールの石像があります。
古典主義詩人であり啓蒙思想家でもある彼の本名はフランソワ＝マリ＝アルーエ。分かりやすいコントから辛辣な風刺、攻撃的な弾劾文など多彩に文体を使い分けた彼は、1746年にアカデミー・フランセーズの会員になってフランス宮廷に出入りしたり、哲学者の権威としてヨーロッパに影響を及ぼしました。
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